27歳、ヨーロッパ在住。

ヨーロッパでの日常や風景、ふと考えたことについて綴ってます。

現地スタッフと仕事をしていて感じること

そろそろ赴任してから3ヶ月が経ち、現地スタッフのワーキングスタイルが何となく分かって来た気がします。

 

ちなみに、うちの職場はオランダ人が大半で、その他にドイツ人、ハンガリー人、コロンビア人なんかもいたりします。(ちなみに上司はドイツ人。)

 

まず、ご他聞に漏れず彼らは退社時間が早い。就業時間は17時半なのですが、みんな18時には帰っていって18時半にはオフィスには誰もいなくなります。(ドイツ人の上司は気質もあってか遅くまで残っていることも多いのですが。)次の日に大きな会議がある時はさすがに皆それなりに残っている様ですが、日本人みたいに22時過ぎるくらいまで働く人はまずいません。というかこの前独りで22時まで働いてたら警備のおっちゃんに鍵閉めるから出て行けといって追い出されてしまいました。

 

ま、だからといって仕事に手を抜いているわけではないのですが。皆仕事中は彼らの業務に真面目に取り組んでますし、優秀だなーと思わされるスタッフもたくさんいます。ただ、何と言うか納期意識が薄いというのが彼らと接していて感じる率直な感想。本当に切迫していることしかやらないというか、自分のプライベートな時間を割いてまで急いでやらないというか。会議中に「これはやらんといかん!」と彼ら自身が盛り上がってることでも、会議が終わった後には「あーそういえばやらないとね。」という雰囲気になっていたり。。真面目に出来るだけ早くこなそうとする日本人とは違うなーと感じます。

 

あと、もちろん休暇も長いです。大体夏休みのVacationは2週間休みますし、秋休み、冬休みも自主的に1週間以上の休みを取る人が多いです。春休みはまだ分からないのですが、長期休暇を取ることが普通になっていて、バックアップの体制も整っています(休んでる人のメールも見に行ける)。

 

こういった彼らを見ていると、日本人って特殊だなーと感じます。彼らが特殊なのか、自分たちが特殊なのかは文化の違いなのでどちらとも言えないのですが、客観的に見ると献身の姿勢がすごい。会社のために夜中まで奉公する。そしてその理由は対価というより義務感の方が大きい。別に会社がご主人様というわけではないのに、不思議な民族だなーと思います。昔から続いて来た主従の文化が根深くアイデンティティとして残っているんですかね。

 

たぶんこれから何年か彼らと仕事をしていく上で、異文化を感じることも増えてくるのでしょう。色々と学び取りたいと思います。